10月22日(火)

NPO法人キッズドア東北事業部様からご依頼を受け、福島県浪江町へツアーに同行させていただきました。

わたしの心の故郷である浪江町に宮城県の中学生、高校生、大学生、そして初めて訪れるという大人のスタッフのみなさんと行くことができました。







去年の今頃は、毎週浪江町に野菜を届けていました。
当時浪江町にはスーパーもない、新鮮な野菜を購入できないという需要があったため友人と一緒に毎週木曜日は役場隣の「まちなみマルシェ」で販売させていただきました。

二本松から浪江町へは帰還困難地域を通って約1時間。

人が住んでいない町を車で走っていたとき、溢れる涙が頬を流れていた。
私の心の中で行き場のない感情が、運転しながら溢れていた感情が今でも鮮明に思い出される。
何も変わらない美しく色づいた木々、紅葉の道のりはとても美しかった。

哀しみも嘆きも怒りも・・・たくさんあったこの町の人々に想いを寄せて・・・



あのときよく野菜を買いに来てくれていたお客さんは元気でいるだろうか....
避難先の二本松に家を建てたが、近所づきあいがなく寂しい想いをしていることを伝えてくれた、おばあちゃんは元気に過ごしているだろうか...
津波にのまれそうになって生々しい3月11日の出来事を語ってくれたおじいさん。
一瞬の出逢いの繰り返しだが、氣持ちだけは寄せていたい。
みんなが笑顔で幸せに暮らせていますように。




私が大好きな町に、若い人たちと一緒に学ぶ機会を得ることが出来たことに感謝したい。


私の友人であるキッズドア東北事業部の事務長が丁寧にブログを書いてくれたので是非お読み下さい。

10/22 U18福島スタディツアー


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原発事故によって2年間立ち入りができなかった町。
私がはじめて訪れた時は立ち入り許可証を頂いて沿岸部に行った時は衝撃でした。
空白の2年間。
それから、あらゆるものがカタチを変えて、一部避難解除となって2年半。


どこまでが復興といえるのか
遅れているのか、進んでいるのか
オリンピックを起点にあらゆるものが縮小とされていく被災地


3.11がスタートラインだったかもしれないけれど
スピードも町のあり方も
見方も、捉え方や考え方も人それぞれ
その中で、大事なものをみようとしている人たちと
今こそ手を取り合うことが
今だからこそ思いやる心を

「対話」から生まれることを再確認した今回のツアー。


長いスパンで向き合っていきたいというこの町で続けていきたい「諦めない対話」を
これから訪れる人々と一緒に創っていきたいと想った。



また定期的な学びは続きそうですので、いろんなカタチで人と人、福島をつなぐことをしていきたいと想います。

ありがとうございます。