明日は満月。
農業をやって大事にしてきたこと「月をみる」という意味について簡単に説明します。




満月と新月では地下水位が変化します。


地球は月の引力によって呼吸しています。

満月のときは地下水位が上がっているので、タネを蒔いた後、地下水によって表面近くまで土が濡れタネが吸収しはじめます。

また種子は月明かりがある方が発芽率がよいと言われています。
月光には種子を病気から守る力もあるとさえ言われています。


満月に向かうとき、種まきのタイミングになります。

そして、空からの雨も神様からのギフトになって降り注ぎます。
自然の摂理に従って、感覚を研ぎすませていくことでみえてくる農のあり方を探求しています。



昨日は浪江町の畑で、力強く照りつける太陽の下、人参、大根、ごぼうの種まきをしました。



今年で農業をはじめて10年が経ちます。
10回目のチャレンジの中で見えてきたものをもっとこの社会へ伝えていく。




このブログを読んで下さるみなさまへ、これまでの経緯と農や地域の関わりを簡単にまとめておきます。



1、二本松市東和地区 (2010〜)
30年来、有機農業をベースにしてきたコミュニティづくりの先駆的な地域での農業従事
及び原発災害のもたらした放射能汚染に対する取り組み、連携、協同による発信。
2013年きぼうのたねカンパニー起業。《→現在は会社形態としては休業中》

ツアーやイベントの”体験”や”現場の声”を通した人との関係性づくり、震災教訓を伝授する場として活動。
専業農家として生まれ育った恵まれた環境の中で培った経験、知識、知恵、アイデンティティそして全国の農業者とのネットワークを築いてきた。


2、宮城県南三陸町  (2019〜)
新天地にひとり飛び込み、「いのちめぐるまち」とコンセプトを掲げる地域を多角的に学ぶ。
東日本大震災の津波被害というダメージを受けた場所で、ポジティブな発信、インパクトのある地域モデルの中での挑戦に惹かれた。南三陸町で10a規模の畑の開墾、自然栽培モデルの創造。
自家採取やアグロエコロジーの考え方により近づき、更にこの地でできることを広げていきたいと想う。
津波や飢饉など厳しい条件の中で生きる知恵や強さからの学びがある町。そして海と山、森の命の恵みが豊かで愛おしいほど自然の恩恵を実感できる場所。
今でも畑は継続しながら、南三陸での農コミュニティを発展しながら創り上げたい。


3、福島県浪江町 (2020〜)
一般社団法人まちづくりなみえ という組織に属しながらも原発から10㌔地点の場所で大地の再生を目指す。組織の一員としての農業の技術、知識の伝授、食の地域の循環モデル、有機農法の考え方をこの場所でどう生かすかへチャレンジしている。地域の中で第一次産業の可能性へのチャレンジを探りながら、未来へのワクワクと創造を掲げる。40aほどの畑を借りて2020年4月から少量多品目の野菜栽培をスタート。目標は2年後に有機JAS認証の取得。道の駅販売及び地域の飲食店、3年後には学校給食などとの連携による食の循環を目指すこと。町内で出た食品残さは堆肥づくりへの転換し、いい土づくりから美味しい野菜や果物づくりを実現すること。食品ロスゼロ、エネルギーと食の自給自足、サステウィナブルなまちづくりで社会へのうねりをもたらす。
世界にもインパクトを与えた原発災害。ここが起点となって、ポジティブな発信をしていく。
前例のないこの町で何ができるか、何をしたいかを明確にしながら、地域の人と寄り添いながら、今ここから、日本にそして世界に発信できる農業のモデルを創り出すこと。








これまで「農業」という「業」という言葉について、どうこの社会であるべきかも考えて来ました。

これからは、お金の価値観の変化、物質的なものよりも心の豊かさに着眼され、経験や人とのつながりによって生み出されていくものに価値が変化していくと想います。

実践を通して学んだ経験や地域の歴史、土地、気候ならでは気づきがあることに触れてきました。

 「きぼうのたねカンパニー」という存在価値。

3カ所での実践を通しながら、これから更に広がる可能性をもち続けていきます。

自由なフィールドで描ける世界を
知識や技術、考え方などを発信し、より豊かなネットワークを描ける未来を創り出していきましょう。




食やエネルギーの自給が、今こそ見直されていくことでしょう。

福島の教訓から私たちは何を学んだのか?


それは,人間の根っこにある命のありかた、わたしたちの
生命を紡ぐ、この自然との関わり方を今こそ問うときにきています。