ドキュメンタリー映画「SEED 生命の糧」を観てきました。

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わたしの尊敬するインドの哲学者、環境活動家ヴァンダナ・シヴァ 
は、「種の自由なしに私たちの自由はない」と言っています。
 




種のことは、私たちの生活、私たちの未来と直結するお話です。


20世紀中に94%の種が消えているということはどういうことか想像できますか?

種が失われることにより自然界の多様性が失われ、植物も生き物も絶滅に向かっています。


経済優先の社会の中で大手企業「モンサント」により、人権も人の命も無視されるこのやり方が悔しくてたまりません。
どうしてここまで、利益を求め、農地を集約し、農薬散布で環境を破壊していく農業になったのか。
命をつないできた種が失われ、農薬に頼るしかない悪循環に陥り、農民は身体を壊し、多くの農民が自殺に追い込まれました。


遺伝子組み換え【GMO】やゲノム編集と言った恐ろしい技術の進歩により、人間が手に負えないものを創り出そうとしています。
これは原発と同じです。



それでもこの社会で生きる私たちに問いかける未来は何か。

自分の中にある「問い」は、なんだろう。

日々、問いを立てる力をもつ。


この嘆きや怒りや憤りのある社会の闇に光を当てる。


覆い被さってくる外からの痛みや苦しみを内側から沸き上がる歓びや愛というパワーでどれだけ変えていけるだろうか。

日々過ぎ去る日常の中で渦巻く感情にゆっくり浸り、時に眺めながら、自分の使命とは何だろうと考える。



映画 SEED の中で伝えられるメッセージ


“いかに社会が経済原理で動こうとも、今に残る貴重な種子を守り、未来の人々に繋げなければならない。それに気づいた人がやらなければならない。それに気づく人を一人でも増やさなければならない。そのためにできることは、すべてやろう。みんなで種子を植えよう。種を採ろう。それを永久に続けよう”。

ENECT記事より


ある農家の文章を抜粋させていただきます。

 
2016年の段階では、種苗法において、自家増殖禁止の作物が82だったのが、2017年から急激に拡大され、現在は356種におよび、多くの野菜がその適用に含まれるようになったと言う。そして、参議院選挙後には原則、種苗法を自家採種禁止にするのではないかと危惧されている。

ここで言われているのは伝統野菜や固定種も含め、全面的に自家採種を禁止するということではない。種苗店で買い求めた登録(出願)品種からの自家採種を禁止するということらしい。

生命をつないでいく中心にタネがある。

今後、タネの規制がどう強化されるか、それは分からない。その先にどんな世界が待ち受けているのだろう。巨大なグローバル企業によってタネが独占されることになれば、人の食は危ういことになる。

どんな状況になろうと、自分のタネを持ち、それを蒔いていく。それをためらう理由はない。

そして、自家採種の野菜が栽培可能なのは、その野菜を食べ続けてくれる人がいてはじめて成り立つ。

命ある種を支えるのは農民であり、それを支える食べ手でもある。

消費者もどうやって種を守っていくのか考えて欲しい。失ってから考えたのでは遅い。

生きているタネは素晴らしい。一粒が何百粒に、何千粒にもなる。
F1の雄性不稔種からは一粒のタネも生まれない。命あるタネを繋いで、次世代に伝えて行くことが大切だ。





だからこそわたしは、畑でより美しい自然を表現したい。

アンティーチョークの花が咲いた。

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レタスの種はこんなにもかわいい。

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在来種の余蒔キュウリも初収穫。

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今日の美しい夕陽がこの世界を明るく照らすように、この社会に小さな光を照らしていきたい。

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